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スタッフに「最近どう?」って聞いてみた。

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スタッフに「最近どう?」って聞いてみた。

忙しいと一緒に働くメンバーのことを聞く時間はなかなかとれないもの。でも、今をどう感じていて、何を考えているのか。聞いてみたいなと思い、今回「あさ」に少し時間をもらって「最近どう?」と聞いてみました。

「これでいいんだ」って自分を受け入れられるようになった

|しまなみ野外学校で働いていて、あさは最近どう? 

働き始めて4年目になっちゃったんですよね。一通りやって仕事の流れは分かってきたけど、来る子どもたちも違えば、地球環境や自然の条件も毎年変わるじゃないですか。結局毎回全部新しいなって思いながらやってますね。同じプログラムでも、関わる人が違ったら全く別物になるのがすごく面白いし、楽しい。うん。

|しまなみ野外学校で働き始めて、変わったことってある?

 前の仕事と比べると、生徒と話したり、いろんなプログラムで対話の時間が圧倒的に増えましたね。話す、聞くっていうことは成長じゃないけど、変化しているなって感じるかな。待つであったり、その場の雰囲気を感じたり。

最初は探り探りでオドオドしてた部分もあったけど、色んな人の関わり方を見て試すうちに「自分はこういう感じでいってみようかな」って自分の型が見えてきた気がします。これでいいんだって自分を受け入れられるようになったのは、実は最近のことなんですけどね(笑)。

|まだまだこの場での自分の伸びしろを感じてる? 

まだまだ伸びる。成長途中です。道具の使い方一つとっても、大体は分かってても何のために、どう伝えるかっていう深さまでいけてない道具がいっぱいあって。タープの貼り方とかも、もっと触る量を増やして経験値を上げたいなって思ってます。

対話にしても、もっと別のやり方があるなと思うことばかりで。誰かの真似はしなくていいけど、一個の技としてまだまだ身につけられることはある。もうやり切ったって思ったらここを辞めるときだと思うので、ずっと成長できる場所としてここに居続けたいですね。

本気でぶつかり合えるからこそ気づけた「29歳の再スタート」

|最近だとお遍路プログラムにサブリーダーとして関わってたよね。どうだった? 

自分も、一緒に歩いている生徒も本当に変わるなっていうのは毎回歩いてて思う。一緒に行く前は「この子たち、どうなるんだろうな」「変わらない子もいるんだろうな」って思いながらスタートするんですけど、歩き終わる頃には大半の子たちがちょっとずつ、でも確実に変わっていくんです。その姿を見るたびに、毎年やってる意味ってすごくあるなって感じますね。

それに、歩いてる時ってスタッフは一人じゃないですか。一人で全員の様子をしっかり見て対応しないといけない。その分、現場に立つ責任感も強くなるし、歩きながら現場力を鍛えさせてもらってるなって思います。 

お遍路の文化とか「お接待」の温かさに触れられるのもすごく大きくて。歩いてる人がいるからお接待があって、お接待があるからまた歩ける人がいる。その循環が日本の綺麗な文化だなって思いながら歩いてました。知らない人からいきなり1万円お接待されて「えっ!?」ってびっくりすることもありましたけど(笑)。

|お遍路の中で生徒とお互いの主張を譲らないってことがあったよね。その出来事をあさはどう受け止めているのかなって聞きたいなと思ってた。

言ったことは間違ってはいないと思う。FC今治高校も言っているように「正解のない問いに向き合う」ではないですが、間違いではないんだろうなと最近よく思います。 間違ってはいないけれど、言い方が強くなってしまうところはある。なんだろう、負けたくないのかな。負けず嫌い? 野外プログラムにおいて負けを作ってしまうと、誰かの命に関わることもあるので。ただ、その中でも自分は負けず嫌いなのかなと思います。

良い言葉で言えば「芯がある人」。受け流したり、いなしたりすることができず、いつでも正面から真っ向勝負してしまうんです。ずっと空手をやってきたこともあって、その精神で真っ向勝負する姿勢を培ってきました。 これを上手く使い分けられるようになれば、もっと強くなれると思っています。

でも、今回起こった出来事は、まさにそのことに気づくタイミングだったんだなと。全部含めて29歳の再スタートですね(笑)。 それができる野外の仕事って、本当にすごいなと思います。普通の仕事だったら、多分ここまで自分や相手と向き合わないし、その必要もない。お互いが本気だからこそ、ここまでぶつかり合えるんだろうなと思っています。

自分の力でたくましく生き抜く人

|こうなりたいみたいな目指す姿はある? 

ずっと子ども心を忘れない大人でありたいなっていうのは思います。自分が面白くないプログラムは多分面白くないから、まずは自分が面白いとか楽しいと思うプログラムを考えてみています。なんかやっぱり、子どもの頃の「面白かった」とか「楽しかった」っていう原体験をずっと持ち続けたい。ちょっとでも自分が面白いなと思えるエッセンスは入れて、それを楽しめる人でありたい。

|しまなみ野外学校で働く中で、もっとこれをやりたい、深めていきたいってところは? 

今治の子どもたちが保育園のときにアースランドに行き、高学年になって物事が分かってきたタイミングで、しまなみ野外学校の野外体験に触れる。そんな流れを市内の小学校全体で作れたら、今治の地域教育としてすごく強い形になると思うんです。この未来予想図を今治から実現できたら、子どもたちの未来にとって本当に大きな意味があると感じています。

|どんな社会をつくっていきたい? 

目指したいのは「何があっても生き抜いていける人」がいる社会です。熊本の地震のとき、交通が止まっただけで動けないとなってしまう人が映し出されていたんです。でも私自身、お遍路で1日20〜30km歩いた実体験があるから自分なら「歩いて帰れるな」「ご飯がないなら探せばいい」と思えるし、緊急事態なら実際にそう動ける自信があります。

大きな災害が起きたときに、動けないことで命を落とす人が多いんじゃないかっていう感覚があります。だからこそ、自分の力で生き抜く術を全員が身につける。それが、本当の意味で日本を強くすることに繋がると信じています。たくましく生きてほしい。

【この記事を書いたスタッフ】

のむ(野村 勇希)

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