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【報告】FC今治高校 1年生 四国巡礼チャレンジウォーク Fチーム

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【報告】FC今治高校 1年生 四国巡礼チャレンジウォーク Fチーム

■四国巡礼チャレンジウォークとは?
FC今治高校里山校の授業として、しまなみ野外学校が担当。四国八十八ヶ所霊場の遍路区間約1400キロを分け、毎年1年生が班ごとに歩いて後輩へとバトンを繋いでいきます。2024年の開校以来、生きる力を育む野外体験教育として実施され、今年で3年がかりの結願を迎えます。

1日目

今日から後半の四国巡礼チャレンジウォークが始まりました。

テキパキと準備を進め、予定より少し早く学校を出発しました。スタート地点の気温は、20℃。湿度は、あるものの歩きやすい気温で、Fチームの旅が始まりました。

長い下りを歩き、時々休憩を挟みながら、前に進みます。途中、大雨にも降られましたが、無事に1つ目のお寺(浄瑠璃寺)に到着。

そんなとき、疲労や貧血により歩けなくなった1人。そんなとき、全員でどうするか、話します。

「歩ける」という本人に対して、「まだ始まったばかりだから、車移動して休憩してほしい」というメンバー。何が正解はありません。みんなで、話し、考え、出したことを正解にする。メンバーの意向をくみ取り、ゆっくりと休憩。午後からは、無事に復活することができました。

みんなで今日最後のお寺に行き、今日のキャンプ地へ。足が痛い、眠い、疲れた。ここまでの疲労がピークきてるなか、テントをたて、ご飯を作ります。

自分の足で歩き、身体が感じること。特に今日は、「食」「睡眠」の大切さを改めて感じるているようでした。だからこそ、美味しいご飯にありつける有り難さ、みんなで協力して、睡眠時間をつくること。普段の生活だと蔑ろにしていることが自分たちの身体には大切で必要なことだったと気づきました。

まだまだ旅は、始まったばかり。自分の身体と仲間と向き合い続けます。

2日目

今日は、雨が降る中でのスタートでした。

朝ご飯を作り、片付けして、出発の準備を進めます。そんななか1人から「身体がだるいから、車で移動したい」という声をみんなに共有しました。本人が言っているのなら移動していいよ、また次で合流しよう、1人ひとり優しい心を持っています。

でも、その言葉は、本当の優しさなのでしょうか。昨日同じ距離を歩いた仲間も、痛いのも、だるいもの感じているはず。それでも行くと決めたメンバーとそうではない1人。みんなで話した後、また考えました。そして、出した答えは「行く。頑張ってみる」覚悟と勇気を持って、みんなに伝えました。

そして、今日の旅路がスタートしました。滝行のような雨が続き、足取りが重い感じ。一瞬雨がやんだ瞬間に喜び、またすぐの土砂降りにテンションも下がる。

念願の道後温泉に無事到着。さっぱりとして、温泉を出ると、雨が止んでる!とテンションがあがる。と、思いきや、また土砂降り。それでも、一歩一歩を自分の意志で繰り出し、前に前に進みます。

キャンプ地に着くときには、空に大きな虹がかかりました。そして、雨が降らないことに幸せを感じながら、お接待をいただいた夜ご飯を頬張りました。

なんとなくチームっぽくて、なんとなく話しをしている。そんな今日1日。なんとなくから飛び出すには、誰かに隠れず、自分から変わること。それは、誰かに言われたからできるわけではありません。

自分を認め、変わる勇気もってやってみる。どんな明日になるのかな。少しでも天気が味方をしてくれることを祈ります。

3日目

朝方、パラっと雨に降られて起きた今日。行程表の見直しから始まりました。

明日の距離を少しでも減らすために少しでも先に行きたいもの、島に泊まりたいからそのままの行程で行きたいもの。スムーズには進みません。色んな考えをだしながら、みんなでゴールするために少し先に進むことになりました。

ここまでたくさん歩いてきたからこそ、分かること。それは、明日予定では、最長の27kmを歩くことの大変さ。そこに向けて、今日の行程表をやり直しました。キャンプ地の変更をする話しました。

まずは、1つ目のお寺を目指します。思った場所より遠く少しだけ到着が遅れます。途中、お遍路ネットワークの和気郵便局から、お接待をいただきました。スポーツドリンクにお菓子、ワラワラと群がり有難い時間でした。

その後は、2つ目の圓明寺へ。お参りの仕方も様になってきました。お参りが終わるととある事で声をかけたおばあちゃんが、涙ながらに、お話をして、みかんをお接待いただきました。

途中、買い出しのスーパーへ。買い物待っていると、"亀八"(ご飯屋さん)の方が、今日はお店が休みだけど、お遍路をしている姿を見つけて、お接待をいただきました。また、生徒の保護者からも飲み物のお接待をいただきました。

ただ歩いているだけなのに、何かあげられるわけでもないのに、知らない人からいただくものやこと。それってどういうことなのだろうか。みんなに問いを投げました。

そこからは、ひたすら海沿いを歩きます。久しぶりの太陽の下歩く道は、雨とはまた違う感覚。でも涼しい風が吹くので、少しは歩きやすかったかな。

お風呂に向けて歩いていると、リーダーが責任やストレスからなのか、歩みがストップ。そして、みんなで話し合い、少し休憩して進むことに。雨が降ったり止んだりの天気、昨日と一昨日の土砂降りを経験しているみんなは、多少雨は振ってないのと同じようです。

ダラダラと歩き、休憩し、と進んでいくと、温泉に到着する頃には、3時間の遅れが。何がというものはありません。ちょっとの積み重ねが、大きな遅れを生み出しました。ちょっとの我慢、ちょっとの遠慮。3日目にして、1人ひとりに蓄積したものは、大きな荷物となっています。

互いの違いを認め合い、意地なんて捨てて、ありのままの自分で向き合おう。今日は、海の音を聞きながら、心の声を向き合う時間となりました。

こんな夜を過ごすのも明日まで。Fチームなりの答えを見つけ、いい歩みや出会いが明日もできますように。1人ひとりの心が晴れますように。

4日目

寒いと言いながら起きてきた朝。今日も行程表の見直しから始まりました。

なんとなくで過ごしてきた3日間。どのくらいの距離をどのくらいの時間で歩けるのか。10分に1回休憩しよう、1kmで1回休憩しよう。様々な意見がでるが、なかなかまとまりません。刻一刻と時間は過ぎていきます。

出発時刻か迫るなか、2kmに1回休憩しようと決まりました。到着時間も決め、今日はそこに向けてみんなで「かっちょよく」。みんなで気合いを入れて、歩き出します。

昨日いただいたてるてる坊主のおかげか、カンカン照り。でも、みんなで決めた時間に向けて、黙々と歩き続けます。後ろは前の声が聞こえず、イライラして、前は後ろの声が聞こえずイライラ。コミュニケーションが上手くいきません。

お昼のとき、後ろは速いと思っていること、前は時間に間に合わせようと必死なこと。言葉にして伝えました。そして、午後から少しペースを落とし、また歩き始めました。

こんなに太陽がでていることは始めてのFチーム。バテると思いきや、雨が降っても、風が吹いても、暑くても、歩き続けたみんなは、もう身体ができているようでした。疲れても、みんな前を向き、いい顔をしています。

少し時間は、過ぎましたが、今日のキャンプ地へ無事に全員でゴール。疲れているだろうけれど、なんだかいい雰囲気。ふりかえりは、自分なりに成長できたと思う、足にマメができた、色んな人と話すことができた…全員が自分の言葉で伝え、聴き合うことができました。笑い合い、真剣に聞き、考える。昨日とは、全く違う空間がそこには広がってました。

本気でやった先の「楽しさ」を見つけることができたのかな。最後の夜、思い思いに時間を過ごしています。全員でゴールすること、1期生のバトンをしっかりと繋ぎ、持って帰ること。Fチームに託されたコトを一人ひとりが胸にして、明日全員でゴールします。

もうみんななら大丈夫。明日、任せたよ。

5日目

お寺で泊まって、迎えた朝。屋根がある、壁がある、電気があることの安心や幸せを感じながら、みんなモゾモゾと起きてきました。

朝ご飯を食べたら、お寺の住職さんと一緒に朝のお務めへ。みんなでお経を唱えて、気持ちのよい時間を過ごすことができました。

そして、ラストウォークの始まり。みんなでスタートして、ゴールする。お遍路を繋ぐ。なんだか遠い未来のような感じがあったけれど、それが実現しようとする。それを託された一人ひとりの歩みは、力強いものがありました。

天候は雨。1名、体調が優れず、車に乗ることに。みんなでゴールするために、決断しました。そして、他メンバーは、予定時刻より遅れていることから、昼食の変更を決断。判断からの決断の速さにこれまでは違う覚悟のようなものを感じたよ。

お寺では、ボソボソと唱えるだけだった前に比べ、今日は芯のある声で唱える。ピリッとした雰囲気をチームでつくり、向き合う、いい背中をしてました。

最後のお寺では、住職さんが迎え入れいただき、1期生がスタートした場所に3期生が帰ってくることができました。最後のお参りをして、徐々にゴールが近づきます。

体調不良の子も合流に本当に最後のウォーク。途中で、DチームとEチームと合流し、学校の校門を目指します。「よし、行こう」いい顔、いい目をした13人は歩き出しました。

そして、遂にゴール。全員でスタートした、全員で、1期生がスタートした場所にゴールすることができました。在校生や関係者、コーチなど、たくさんの方に出迎えられ、雨が降る中ですが、とても心は温かかったです。

分からないことだらけだった始まる前。頭で考え、答えのないことに不安があるのか、表面上のコミュニケーションだった前半。だんだんと、疲れやストレスからありのままが少しずつ顔を出しました。良いとか悪いとか気にする必要はありません。違って当たり前。だから面白いし、難しい。

後半も、思い通りにならないことだらけだけど、自分たちで話し解決し、それを正解にする。だから、本気でやるし、それが楽しいと気づいたみんな。

地域の人に、仲間に、自然に、自分に。たくさんの出会いがあった5日間。今ここに生きる一人のヒトとして、共に旅をできたこと、とても嬉しく思います。そして、結願ができたこと。想いのつながる瞬間は、とても感慨深く、不思議な感情が生まれました。

次は、2周目。想いを繋ぎ続けます。総距離 約105km出会えたたくさんの方々、ありがとうございました!また、いつかどこかで。

【この記事を書いたスタッフ】

あさ(浅山 莉奈)

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