【報告】第11回 島の冒険キャンプ③ supported by URBAN RESEARCH
Day7
とうとうこの日がやってきました。
春先からいや、2年越しでこのプログラムに参加する事ができた子もいます。
全国から集まってきた14人の勇者達。
最初は何かよそよそしく、言いたいことも言えずおとなしかった14人ですが、喧嘩もして、一緒に汗をかき、同じ釜のご飯を食べ、今では本音で向き合える仲間になりました。
何があるかはわからないけど、自分達の想像を膨らませ、夢と希望が詰まったあの島に行きたいと、今までたくさんのチャレンジをしてきた14人です。
火がつかず悔しくて泣いたもの、仲間との価値観の違いを受け入れられず喧嘩をしたもの、家族に会いたくなり寂しくて泣いた夜もありました。
本当にたくさんの汗と涙があったおかげで、島に渡れる日がやってきました。
昨夜は家族からの手紙を読んで朝から気合い充分!いざ出航!航海士を先頭に声を掛け合いながら進みます、
前を行く仲間のカヤックについて行かなければと、疲れたと言いながらも必死で手を動かす。
前を行くカヤックはここで船が来たらまずいと先を急ぎながらも後ろを気遣いながら進み、自分達が立てた計画より20分早く島へ上陸。そのまま海へ飛び込み、みんなで喜びました。
8艇のカヤックには互いを思いやる愛を感じ、後ろからみていて本当に強くなったなと素直に思える航海でした。
ここからは、自分達の時間、もうあたりまえのようにタープを立て、テントを立てて何もない浜に自分達の村を作ります。
午後からは計画通り、仲間のやりたいをやってみる。みんなで魚を獲ったり、蛸の巣を探してもぐったり、浜でのんびりしてみたり。
日が傾き始めた今は無人島に歌が響いています。
明日はホリデー!自由を楽しみます。
何もないけど、目の前の仲間と全力でやりたい事やってみよう!海へ行こう!
Day8
今日はホリデー!仲間とやりたいをやってみる日。
できるかわからないけど、無人島でやりたいことを計画立ててやって行きます。
と言っても、日の出前から浜には子供達の声は響いています。
薪を集めて火を起こし、ご飯を炊く、限られた食材でおかずを作り仲間と分け合うそんな生活は当たり前になり、余った時間でそれぞれが動き出す。
漁に出かけていくもの、海に浸かりながら語り合うもの、浜辺で宝物を探すもの、あるものでボールを作って野球するもの、何にもない浜ですが、次々と遊びを作り出しあっという間に約束の時間です。
17時、島で暮らす最後の夜だからと、浜辺パーティーです。何にもないけど何か満たされているとは、こうことなんでしょう。
いつもの生活だと物に困る事がないのかも知れないけど、この旅で持っているものは最低限必要な物、生活するために必要だからと、自分達でしっかりと管理してここまでやってきました。
最初は、あれがないこれがないからとできないと言っていたものも、今ではこうすればいいんだよと、アイデアいっぱいです。
今日が島で暮らす最後の夜になります。
まぁるくなってきたお月様をみんなで眺めながらいい時間を過ごしたいと思います。海へ行こう!
Day9
昨日の昼間、少し気圧の変化を感じました。
この8日間の瀬戸内は安定したお天気で、厳しい暑さの中で風が吹くとうれしかったのだが、昨日吹いた風はテントが転び、タープが煽られ、一瞬みんなの動きが止まるくらいでした。
海上でこの風が吹いたらどうなるの?この一言から今日の航海士とリーダーが行程を組む中で、予定より早く出ようとなりました。
4:30起き、6時には出発しようと言う事でしたが、朝4:40航海士との天候確認の中で、私から今日は西の風が強くなり8時頃から雷雨になるかもと告げました。昨日の夜、ある程度の出発準備できてるから、1時間あれば出れると言うことでした。
彼らの強い意志と覚悟を感じる瞬間でした。
これなら行ける!安全に全員が帰ろうよ、今治に着く時には全員が笑顔でいたいと言う話も4日目くらいにしたよね。
気持ちはひとつになっていました。
最後のチャレンジが始まりました。
島の岬を周り込んだらやはり思っていた風を少し感じ、また気を引き締めて海上を進みます。
最後の上陸ポイントは確認できたのだが、横からの潮の流れ、少しばかりの向かい風を読んでのルートどりを二人の航海士が確認しながら進みました。
何度も振り返り、仲間を確認、潮と風の影響をどれくらい受けているのか、出発地点も確認したりと引っ張っていきます。
後ろを漕ぐ仲間も、遅れた仲間を励ましたりしながら、着かず離れずで12艇はゴールへと向かいました。
出発してから風に流されまいと、ほぼ休みなしで漕ぎきり、無事に全員が笑顔でゴールする事ができました。
最後に海に向かって全員で一礼、大自然に感謝です。
午後は全ての道具の潮抜きとお手入れと、冒険の新聞作り。
晩御飯の後は最後の夜なので全員で語り合いたいと思います。海へ行こう!
Day10
無人島生活を終え無事に今治まで帰ってきた仲間たち。
昨日は久しぶりのトイレ、お風呂、蛇口をひねればお水が出るものに触れ、今まで当たり前だったモノのありがたさを目の当たりにしました。
この仲間で過ごす最後の夜。
みんなでいろんなことを振り返りお世話になった方々へお礼の手紙を書いたり今日のために冒険新聞を作りました。
夜は思い思いに語り合っていました。しかし、今日も朝から全開です。
旅の終わりに向けて新聞を仕上げ、報告会のリハーサルをしたりとソワソワしながら、クロージングセレモニーの準備をしました。
報告会では、沢山の家族の前で堂々と発表をし、第11回島の冒険キャンプも終了!14人のチームは解散です。
9泊10日という長いようで短かったこの旅も終わってしまいました。
いろんな準備をしてこの冒険に臨んでくれた14人の若者たち。
はじめは緊張をして自分を着飾っていたものもいたり、自分の当たり前を相手に押し付け喧嘩をしたり、思い通りにいかず目の前の事から逃げ出すものもいました。
この冒険は、大自然に飛び込み、自分のやりたいを体現する旅です。
全員でスタートし全員でゴールすること、ルールはこれだけです。
自然の中では、何が起こるかわかりません。
この14人は、今までの自分の殻を破り脱ぎ捨てて、目の前の仲間に向き合い、起こることに意味を感じ、現実を受け入れてきました。
自分たちでつかんだ無人島での自由な時間、めーいっぱい楽しみました。
何がどうなってよかったか、今はわからないかもしれません。
でも、この経験こそが今後の生活の糧になると信じていでっちはみんなを信じて向き合いました。
無人島で見た、まん丸のお月さん。
今日が一番大きいのだけれど今日は疲れて見れてないかな?あの月さん忘れないで欲しいな!
そして、また会える日を楽しみにしているよ。ありがとう!
最後にこの活動は沢山の方々の支えで成り立っています。
関わってくださった皆様に感謝いたします。
本当にありがとうございました!また海へ行こう!
【この記事を書いたスタッフ】